SRIインターナショナル ニュース・ダイジェスト日本語版2006年秋(19号)
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イラクに駐留する兵士のための新しい言語翻訳機、半世紀にわたる分子物理学における発見、ヨーロッパの国家元首の訪問など、独立研究所SRIインターナショナルの季刊ニュースのSRIニュースダイジェストをご覧下さい。
目次
国防ニュース
- SRIはポータブルな音声翻訳システムをイラクでの現場試験のために配備
コンピューター・ニュース
- Adacel社の航空アプリケーション向けに音声認識ソフトウェアのライセンシングを始めました
- アメリカの石油とガスのインフラにおけるサイバーセキュリティーの向上策
教育ニュース
- 読み書き能力補強プログラムのため、SRIのEduSpeakソフトウェアをエレクトロニック・ラーニング・プロダクト社にライセンシングを始めました
経済ニュース
- SRIはPuebla州(メキシコ)向けのMEMS革新戦略を開発しました
- デンマーク首相の訪問
科学ニュース
SRI関連ニュース
- SRIはGolden Acorn賞を受賞いたしました
- SRIが出展するトレードショーと国際会議の今後の予定
- 講演会のお知らせ
- 我々のスタッフのご紹介
- 報道
国防ニュース
SRIはポータブルな音声翻訳システムをイラクでの現場試験のために配備
IraqComm(TM) 音声翻訳システムは上首尾の内にイラク在留米軍に配備されています。現在までに、32台が英語とイラクのアラビア語の間での双方向言語翻訳の現場試験のために、イラクに出荷されました。システムは、アメリカ軍兵士によってイラク軍隊と警察を訓練する責任を遂行するのに使われる予定です。
「イラクから帰還した軍隊は、彼らが直面する最大の問題のうちのひとつが言葉の障壁であると言います」と、Kristin Precoda(SRIのSpeech TechnologyとResearch(STAR)Laboratoryのディレクター)は語っています。「IraqCommはこの緊急な要請に対応するように設計されており、とても簡単なインターフェースで精度の高い翻訳機能を提供します。」
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コンピューター・ニュース
Adacel社の航空アプリケーション向けに音声認識ソフトウェアのライセンシングを始めました
シミュレーター開発、ソフトウェア統合と音声認識技術の業界リーダーであるAdacel社はSRIのDynaSpeak音声認識システムの独占ライセンスを取得しました。DynaSpeakは航空用音声作動式コックピット操作とミッションスペシャリスト用アプリケーションのいくつかに使用されます。
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アメリカの石油とガスのインフラにおけるサイバーセキュリティーの向上策
アメリカ国土安全保障省(DHS)と国務省からの資金で、SRIはLOGIIC Consortiumで重要な役割を果しています。同コンソーシアムは、ウイルス、ウォーム、サイバーテロリズムのようなコンピューターに対する脅威から、国家の石油とガスの重要なインフラを保護することを目的としています。DHSのためにCyber SecurityR&Dセンターを運営しているSRIは、コンソーシアムの設立を支援し、技術的な専門知識を提供しています。
The LOGIIC Correlationプロジェクトは、石油・ガス会社、DHSとテクノロジーベンダーが保有する資源全体を活用し、石油とガス用プロセス制御システムの保護に役立つ新技術を特定しデモを行います。シェブロン、サンディア国立研究所、シマンテックとハネウェルのような組織が参加しています。
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教育ニュース
読み書き能力補強プログラムのため、SRIのEduSpeakソフトウェアをエレクトロニック・ラーニング・プロダクト社にライセンシングを始めました
フロリダ州に拠点を置いて対話式教育ソフトを開発しているElectronic Learning Products, Inc.(ELP社)に、SRIのEduSpeak驛「譎「・ス・サ驛「・ァ隰・∞・ス・ス繝サ・ス郢晢スサ繝サ・ョ 音声認識システムソフトウェアのライセンシングを始めました。ELP社はEduSpeakのエンジンを、読み書き能力を補強するプログラムである「Tune into Reading」の中に使用しており、読むことに苦労している学習者の読む力の向上の新しいユニークな手法を提供しています。
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経済ニュース
SRIはPuebla州(メキシコ)向けのMEMS革新戦略を開発しました
アメリカ-メキシコ科学財団の資金を得て、SRIはPuebla州(メキシコ)向けに、発展しつつあるMEMS研究能力と市場機会を捕捉する戦略を開発しています。1992年に設立されたこの財団は、両国が共通の関心を持つ問題解決を支援する、二カ国にまたがる非政府の団体です。
SRIの「科学・技術と経済開発センター」と「マイクロシステムイノベーションセンター」が共同でこのプロジェクトを手がけており、Pueblaのビジネス、政府、研究セクターと共に、州のためにMEMS革新を発展させるキーステップを探し出そうとしています。
州と同名の州都Pueblaには教育センターと研究機関がたくさん立地しています。「マイクロ・ナノテクノロジーにおけるPuebla地域の研究能力と、官産学の強い結びつきはとても心強いものです。」とSRIのMicroSystems Innovation Centerの研究エンジニアMichael Vestelは語っています。「特に生物医療分野で革新を商業化したいという強い動機があります。」
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デンマーク首相の訪問
2010年を目処に知識先導型の経済を指向した国の方向付けを国家政策の一部としているデンマークのAnders Fogh Rasmussen首相が、6月にSRIを訪問しました。Rasmussen首相はSRI社長兼CEOカーティスR.カールソンに会って、SRIの企業文化が新しい産業を創出し世界の生活を変えて来た研究と革新をどのように育んで来たかを聞きました。
「SRIは、登場しつつある新しい市場分野でデンマークとパートナーを組めるか模索しています」と、SRIのベンチャー戦略プログラム担当副社長Norman Winarskyは付け加えました。
デンマーク政府は、最近Innovation Center Denmarkをシリコンバレーに開設し、米国に進出している技術ベースのデンマークの会社の成長を促進しようとしています。デンマークにとってアメリカはEU圏外の最大の貿易相手国で、輸出総額が450億ドルを上回っています。
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科学ニュース
50年間の分子物理学の発見を祝う
SRIのMolecular Physics Laboratory(MPL)は、8月に50年に及ぶ分子物理学の業績を祝いました。MPLはSRIで最も長い歴史を持つグループの一つで、1956年に原子線衝突と化学反応メカニズムの実験と理論の研究を開始しました。今日、MPLは政府と民間のクライアント向けに、大気の化学と物理学、微量成分検知、生体医用光学、そして、高温素材などの様な領域の基礎研究や応用研究を行います。
Molecular Physics Laboratoryは、多数の政府クライアント(NASA・NSF(全米科学財団)・NIH(国立衛生研究所)・エネルギー省・国防総省など)向けに研究プロジェクトを行ってきました。
MPLの研究とテクノロジー業績の例は下記の通りです。
- 惑星大気光 1960年代にSRIは大気光を説明するために実験室計測による大気観察を創始しました。2001年に、SRIは金星の夜間惑星大気光に含まれる酸素原子が放出する可視光を初めて観察したチームを導き、惑星の大気に対する新しい洞察を提供しました。
- レーザー装置開発 SRIは1970年代の紫外線エキシマーレーザー装置開発の先駆者です。その技術は半導体製造業のリソグラフィー(回路パターン焼付け)に広く使われています。
- 複雑な化学反応系のモデル化 1990年代にSRIは、協力者と、汚染物質生成の制御に大変重要な天然ガス燃焼について、利用しやすい化学反応機構のモデルを作製しました。
- 微量成分検査 SRIは先進のレーザー気相検知器を開発しています。それは際立った感度と化学的特性を提供します。
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SRI関連ニュース
SRIはGolden Acorn賞を受賞いたしました
カリフォルニア州メンローパーク商工会議所はこのほど、SRIを2006年のゴールデンAcorn賞に選出しました。この年間市民賞は、メンローパーク市の地域への貢献と優れたビジネス活動を認めるものです。SRIは、今年から設立された新しい賞カテゴリーの「革新と技術進歩」賞を受賞する栄誉を得ました。約1,400人のスタッフメンバーの大多数をメンローパークキャンパスに擁するSRIは同市の最大の雇用主のうちのひとつです。
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SRIが出展するトレードショーと国際会議の今後の予定
Society for Neuroscience Annual Meeting
October 14-18, Atlanta, GA
American Association of Pharmaceutical Scientists (AAPS) Annual Meeting
October 29 - November 2, San Antonio, TX
講演会のお知らせ
SRIのCEO Dr. Curt Carlsonは近々これらの会場で、「革新のための5つの規律」について話します。
我々のスタッフのご紹介
報道
ベイルートは再びカムバック出来るのか? (New York Times, 8/7付)
レバノンでの観光産業の将来に関する本稿は、SRIがレバノンで観光産業の開発に携わっていることを述べています。SRIの科学・技術と経済開発センター(CSTED)のディレクターのJohn "Matty" MathiesonとCSTEDのエコノミストのKatherine Johnstonの発言が記事に引用されています。
Getting to "Aha!" (BusinessWeek, 9/4付)
SRI CEO、Curtis R. Carlsonの新しい本のレビュー記事「革新、顧客が望むものをつくるための5つの命題」
ITセキュリティー法の改正を押し進める下院委員会 (Government Executive、7/24付)
本稿では退役軍人委員会が省庁における情報・セキュリティーを定める法律を大幅に変更するよう求めていることを報告しています。SRIのコンピューターサイエンス研究所の副所長のMarcus Sachsの言葉が引用されています。
AI信者は、テクノロジーに関して楽観的 (Associated Press, 7/19)
本稿は人工知能(AI)の50回目の記念日を報告し、AIの将来像を論じています。AAAI (米国人工知能学会)の定例会議でSRIの研究者が開発したプログラムのデモを行ったことを報告しています。そのプログラムは、ミーティングをスケジュールしたり、仕事の管理を委託したり、忙しい社員の代わりに出張の予約をしたり、調整が必要なときの処理の仕方を聞いたりする事が出来ます。SRIのAIセンターのウェブサイトをご覧下さい。
英語版
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