SRIインターナショナル ニュース・ダイジェスト 日本語版
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SRIインターナショナル ニュース・ダイジェスト日本語版2005年秋(16号)
独立研究機関SRIインターナショナルは、クライアントの重要な研究開発の挑戦に照準をあわせて活動しています。今季のダイジェストでは、軍事作戦を連携する新しいインテリジェントソフト、ワクチン研究者が生物攻撃といかに戦っているか、当機関が改良した障害を持つ学生向けのプログラム、等をお届けします。
目次
国土の安全と国家防衛
健康と医療
大気圏研究と物理科学
教育
SRI関連ニュース
国土の安全と国家防衛
インテリジェントソフトがリアルタイムでの軍事作戦連携を可能に
合衆国国防総省国防高等研究事業局(DARPA)はSRIに、COORDINATORs (Coordination Decision Support Assistants:連携判断支援補佐ソフト)と呼ばれる、実線配備軍部隊の任務策定を支援するソフトウェアの開発を依頼した。広範囲にわたって配置された部隊はCOORDINATORsを使うことにより情報交換・分析し、対応行動を評価し、活動を連携することが出来る。更なる情報はこちらで。
陸軍州兵の訓練を成功に導く、新しい研修コンセプト
SRIと協力会社のキュービック・コーポレーションは、合衆国陸軍州兵事務局のXCTC(戦況取り込み形戦闘トレーニング機能: eXportable Combat Training Capability)開発に参加した。XCTCは配備前戦場訓練における新しいコンセプトであり、この夏ケンタッキー州ウェンデル・H・フォード地方訓練センターで行われた。
XCTCは費用効率が高く、時間と費用が限られた状況における、警備及び増援部隊の地元駐屯地での戦闘臨戦訓練を効果的なものにするオプションである。次の訓練は2006年に予定されており、兵士たちが「これまでで最高の訓練技術」と言っている。更なる情報はこちらで。
国土安全保障省(DHS)がSRIでサイバー・セキュリティー・フォーラムを開催
DHSサイバー・セキュリティー研究開発センターは先ごろ、シリコン・バレーの情報セキュリティー専門家たちを集め、SRIでフォーラムを開催した。当センターはDHS科学技術理事会のためにSRIが管理運営している。政府と民間産業の提携を通し、当センターは合衆国サイバー基盤を保護するためのセキュリティー技術開発を積極的に支援している。このイベントを指揮したプログラム・マネジャーのダグラス・モーハン博士は、DHSのサイバー・セキュリティー・プログラムについて説明し、民間企業が参加する機会について概要を述べた。更なる情報はこちらで。
健康と医療
ワクチン研究者の生物攻撃に対する奮闘
SRIはDORバイオファーマ社、キャンブレックス社と共同で、生物攻撃に使用可能なリシン毒素による汚染を予防するため、遺伝子組み換えワクチンを開発している。SRIはワクチンに対する免疫反応を最適化し、合衆国食品医薬品局(FDA)の薬効と安全性テストの規準を満たすための前臨床安全テストを行う予定である。更なる情報はこちらで。
またそれとは別個に、国立アレルギー感染病研究所(NIAID)の資金により、SRIは天然痘とHIVに効く可能性のあるワクチンを試験中である。SRIはまた、国立がん研究所(NCI)や多くのバイオテク企業とともに、ワクチンや抗感染症治療薬の開発を進めている。
BioCycの代謝経路/ゲノム・データベース・コレクションが拡大
SRIはBioCycコレクション内の代謝経路/ゲノム・データベースを大きく拡張し、現在ではそのデータベース数は160生物種にもなった。このデータベースは生化学代謝経路と呼ばれる、細胞の生化学工場を形成するタンパク質と低分子化合物との間の相互作用ネットワークに関する情報を蓄積している。これらの代謝経路を理解することは医薬品開発において非常に重要な意味を持つ。医薬品の殆どは、ある特定の代謝経路の阻害や促進作用によって利くからである。生物医学の研究者には、自分の専門の生物種についてこのBioCycデータベースの精度を高め、より最新のデータを生物医学界に再配信できるよう協力をお願いたい。更なる情報はこちらで。
ナッシュビルから東京へ、SRIバイオサイエンスの秋のイベント
SRIバイオサイエンス部門は、11月6日から10日までテネシー州ナッシュビルで開かれるアメリカ製薬科学者協会の年次総会、そして11月12日から16日までワシントンDCで開かれる神経科学学会の年次総会において、創薬開発と医療機器開発業務の成果を展示した。
またSRI東京オフィスは10月24日と25日の午後、招待客限定でバイオ技術と製薬に関するイベントを開催した。この取り組みと発表は、SRIと日本のバイオ技術及び製薬会社との繋がりを強固にし、新たなビジネス・チャンスを創り出すことに焦点があてられた。
大気圏研究と物理科学
新レーダーシステムが大気圏研究の新時代を告げる
大気圏上空レーダーの新しいコンセプトである、新モジュール式インコヒーレント散乱レーダー(AMISR: Advanced Modular Incoherent Scatter Radar)を、NSFの資金によりSRIが設計、建設中である。完成時のおおよその大きさはフットボール・グラウンド程度、各々のAMISRシステムは可搬形のモジュール式で、世界中のさまざまな場所から科学者が観測のためにレーダービームを操作したり、大気圏上空の営みを研究したりすることが出来る。
SRIは最近、二つのAMISR試作システムを、ペルーとアラスカで公開し、大気圏上空リモートセンシングのマイルストーンを記した。更なる情報はこちらで。
低コストの水素生成プロトタイプシステムを開発中
合衆国エネルギー省はSRI主導のチームによる、低コスト水素生成のための蒸気電気分解を用いたモジュール型工業用システムの試作品開発に、4年間にわたる220万ドルの契約を行った。
提案されたシステムは低温電気分解や従来型の高温電気分解に比べ、よりエネルギー効率よく水から水素を摘出すると期待されている。更なる情報はこちらで。
教育
障害を持つ子供向けプログラムの改良
合衆国教育省特殊教育プログラムの資金による幼児期プログラム評価センター(ECO)の5年越しのプロジェクトで、SRIはいくつか非常に画期的な仕事を成し遂げた。ECOセンターは連邦政府と州の機関による、乳幼児から就学前の障害をもつ子供たちとその家族向けのサービスプログラムの成果を測定するシステムの開発を手助けしている。更なる情報はこちらで。
SRI関連ニュース
技術界の超有名人、ダグラス・エンゲルバートがコンピュータ歴史博物館でフェロー賞を受賞
コンピュータ・マウスをはじめとする数々のパーソナル・コンピューティングの基礎を築いたSRIのOB、ダグラス・エンゲルバート博士が10月18日、コンピュータ歴史博物館主催の夕食会と記念式典において2005年フェロー賞を受賞した。エンゲルバートは人間とコンピュータの会話の研究を進め、入力機器のマウスを開発したこと、そして組織効率を改善するコンピュータのアプリケーションなどの功績を認められ表彰された。
SRIスタッフがハリケーン・カトリーナの救援活動に参加
SRIと全米のSRI職員は、ハリケーン・カトリーナの被災者救援活動に出来る限りの貢献をしてきた。時間と能力を活動に捧げた社員は下記の通りである。
- 環境衛生安全におけるシニア・スペシャリストのマリアーノ・コーンデイはメンロパークのカリフォルニア地区第三タスクフォース、国家都市捜索救援班のメンバーとして救援活動に加わった。ニューオーリンズ市内をバスとボートで二週間に渡って移動し、何百軒もの家屋を捜索。多くの人々を救助し治療した。
- SRI搬入受付係のスティーブ・ロックスは赤十字とともに一ヶ月間、ルイジアナ中の避難所に食料を運び、寄付を配った。</ul>
プレス
メディアにはよくSRIの最新情報が取り上げられる。SRIのオンライン・ニュースから抜粋された、最近の報道記事をあげる。
- 「新種の教師を見つける」:
アリゾナ・リパブリック誌には、増加傾向にある「非伝統的な」教師に関する調査報告が載せられた。SRIの教育政策センターはカリフォルニアからニュージャージーまでの、学校の先生になるための今迄とは異なるキャリアパスの研究をしている。
- 移動式レーダー・ステーションが宇宙の天気予報を可能に」:
CNETはSRIが開発したAMISRについて報道した。(上記参照)
- 「障害を持つ学生と大学」:
Inside Higher Ed.は、障害を持つ若者の三分の一近くが、少なくとも高校卒業後2年以内に大学や専門学校に入学しているという、最近のSRIの研究結果を報道した。
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「医療ルネッサンス」:
Forbes.com はロボティックス手術時代の到来と、その原点がSRIにあることを取り上げた。
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