SRIインターナショナル ニュース・ダイジェスト 日本語版
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SRIインターナショナル ニュース・ダイジェスト日本語版2005年夏 (15号)
独立研究機関SRIインターナショナルは、クライアントが重要な課題に挑戦するお手伝いをしています。今季のダイジェストでは、壁のぼりロボット、眠りの科学に関する研究、そしてアメリカ農村部の未来の繁栄に関する新しい報告をお届けいたします。
目次
国家の安全と本土防衛
健康と医療
経済と科学技術政策
SRI関連ニュース
お問い合わせ
国家の安全と本土防衛
壁のぼりロボットが戦闘効力を増大させる
SRIは都市部での三次元的移動を確保するため、壁のぼりロボットを開発中だ。このロボットは国防総省国防高等研究事業局(DARPA)の都市部戦力多様化プログラムの中で使われる予定で、SRIが開発した電気制御可能な接着技術がその土台となっている。この電子接着技術は政府用と産業界むけ、双方の領域に貢献する可能性があるものとして知られている。壁のぼりロボットは危険な環境で作業する人間の能力を補完したり、偵察任務に使うことが出来るほか、壁を登ったり瓦礫の中を渡って震災後の犠牲者の居所をつきとめる捜索救援活動に活用することも出来る。
重要な社会インフラシステム安全確保のために多機関による研究が進行中
SRIを含む複数機関による、サイバー・セキュリティー研究コンソーシアムは、重要な社会インフラのセクターで使われる監視制御及びデータ収集(SCADA)システムの安全確保にむけて、850万ドル規模の研究活動を開始した。詳しい記事をご覧になりたい方はこちらへ。
コンピュータ・サイエンス研究所に、マーカス・サックスが副所長として就任
SRIが運営している米国国土安全保障局サイバー・セキュリティー研究開発センター、ワシントン支部に、マーカス・サックスが副所長として就任した。当センターは、国土安全保障高等研究計画局(HSARPA) がサイバー・セキュリティー研究開発プログラムを遂行するための主要機関である。同氏は2002年ブッシュ大統領により、国家安全保障会議のメンバーとしてホワイトハウス・サイバースペース・セキュリティー・オフィスの情報通信インフラ保護のディレクターに任命され、同時に大統領重要インフラ保護審議会のメンバーにも任命されている。
健康と医療
デルファイとの提携による新医療機器開発
デルファイ・メディカル・システムズ社との研究契約により、SRIは二つの医療機器を開発中だ。一つはSRIの短路圧力スイング吸着(SHERPA)技術に基づく酸素濃縮器、もう一つは肺まで薬を届けることのできる噴霧器である。
コンピュータ生物学のための新センター
21世紀の生物学の領域にコンピュータと生命科学の研究者を携わらせるために、SRIの新しいコンピュータ生物学センターでは、シンボリックシステム生物学、構成的生物学、バイオインフォマティクスの領域での有望な課題を特定しつつある。当センターはこのほど米国立総合医科学研究所(通称NIGMS、NIHの一部)からのプロジェクト期間継続が認められ、上皮細胞成長因子受容体(EGFR)のシグナリングに基づく複雑な哺乳類のシグナル・ネットワークのモデル化の研究をしている。
眠りの科学
ヒトの脳がいかに眠りをコントロールしているかをより理解し、睡眠障害の新しい治療法を開発するため、SRIは従来よりもさらに一歩掘り下げた睡眠研究を行っている。当社健康科学センターの人体睡眠研究プログラムでは、睡眠中の神経システムを実験研究中である。その内容にはアルコール依存の睡眠及び脳への影響、双子の睡眠パターン、禁煙の就寝パターンへの影響などの研究が含まれている。政府資金による当プログラムでは、調査のための有償ボランティアを随時募集している。
当社バイオサイエンス部門の睡眠研究及び神経生物学グループでは、不眠症、時差ぼけ、加齢による睡眠障害、倦怠感、そしてナルコレプシー(発作性睡眠)などに関するより進んだ治療に役立てるため、睡眠障害について分子レベルでの研究を行っている。
生物科学と医療機器−『バイオ2005』展
SRIは創薬、薬剤開発、医療品開発分野での業務の成果を、去る6月19日から22日までフィラデルフィアで開催された『バイオ2005』に展示した。また本年11月6日から10日までテネシー州ナッシュビルで行われる米国医薬品研究協会の年次総会にも出展を予定している。
経済と科学技術政策
アメリカ農村部の未来の繁栄とは?
SRIの最近の調査で、アメリカ農村部はその経済価値の再発見の必要性に直面していることがわかった。デモイン(アイオワ州の州都)の連邦住宅金融銀行からの委託により始めたこの調査では、農村部も首都ワシントン同様に、解決策よりむしろ問題点ばかりが目に付く結果となった。農村部の経済には多様性があり、農業以外の分野での収入は現在増えつつある。しかし政策も資金源も全く足並みが揃っていないことが、調査でわかった。経済成長を可能にし活性化させるために適切な手順として、色々なプログラムを組み合わせていくこと、支援面及び期限面により自由度を持たせること、そして地域社会、産業界、連邦政府、州政府の提携による共同出資などがあげられた。
経済成長と革新の話題を集めた専門ニューズレター
SRIの科学・技術・経済開発センターから、季刊のニューズレターが刊行されることになった。政策を作る人や企業人、研究者に向けた、経済と労働力、そして科学技術に関する話題を扱っている。創刊号ではオフショアリング、米国製造業の未来、メディカル・ゲノミクスなどの話題に主に焦点が当てられている。創刊号(英文)のダウンロードをしたい方、次号からEメールで受け取るためのサイン・アップをなさりたい方は、こちらへ。
SRI関連ニュース
SRI、湾岸地区の「働きやすい職場100選」に選ばれる
SRIはサンフランシスコ湾岸地区「働きやすい職場ベスト100」に、二年連続で選ばれた。選別の基準は職場環境、給与と手当、方針、日常の様子などに関する被用者の満足度調査が元になっている。
50年にわたるSRIの革新が新しい本に
40年近くSRIに勤務し、研究やマネジメントなど多岐の分野で活躍したドン・ニールセンが、『革新の遺産: SRI最初の半世紀』を上梓した。当著では過去にSRIが成し遂げた5万件以上に上るプロジェクトが、50に凝縮されている。文章と写真でSRIの革新をわかりやすく説明してあり、またSRIを他とは違った機関に育て上げた貢献者たちも紹介されている。
プレス
ニューヨークタイムズのジョン・マーコフは、SRI在職中にコンピュータ・マウスをはじめ数々のパソコンの基礎を発明したダグラス・エンゲルバートが、「ムーアの法則」(Intel 社の共同設立者の一人 Gordon Moore 博士が1965年に予測した法則で、「半導体の集積度は18カ月ごとに倍になる」というもの)にムーア本人より数年早く気付いていたと報じた。記事をご覧になりたい方はこちらへ。
CBCラジオはSRIのジョン・バシュキンに、現在SRI先導チームがDAPRA内で開発を進めている「手術カプセル」(Trauma Pod) の件でインタビューをした。これは前線における負傷兵を無人で治療することができる、未来の自動医療処置システムである。
当社CEOカート・カールソンは、USAトゥデイの「職業のステータスの認識と仕事による満足感の関係」についての記事の中で意見を述べている。
スモール・タイムス誌で、当社副社長のラリー・デュボイスがサン・ホセ・マーキュリー・ニュースで述べた、ナノテクの大いなる未来に関する記事が取り上げられた。
お問い合わせ
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