化学工業と素材産業 | SRI International

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化学工業と素材産業

SRIの技術の応用例:

化学コーティング

SRIでは、金属やセラミック、複合材に様々なコーティングを施すために、ケイ素系ポリマーを使用しています。これらのコーティングによって、金属構造物の耐久性と安全性を大幅に高めることができます。コーティング剤のライセンスはSRIが提供しています。

SRIは、多種多様なコーティング剤やコーティング技術を用いることで、焼却炉、熱交換器、ケミカルヒートポンプ、コンクリート鉄筋の腐食防止など、特定の用途においてクライアントのニーズに応えます。また、低温かつ低コストでの成膜が可能となる新しいコーティング剤やコーティング技術の開発にも注力しています。

SRIは、接着性、シール性、硬度に優れた新しいコーティング剤を開発し、また、低温での成膜が可能となる低コストの技術も開発しています。クライアントと共同で、製品の商用化に向けて塩水噴霧試験、耐熱性試験、耐酸性試験、温度サイクル試験などを行っています。

適用例としては、ケミカルヒートポンプ、焼却炉、ボイラー、蒸気タービン、家庭用ヒーターや業務用ヒーター、凝縮熱交換器、廃棄物処理施設などがあります。

浄水

SRIは、スルホン化イミダゾール(SIM)ポリマーをベースとする先進的な中空糸逆浸透膜の開発を行っています。現在は、船上での海水と汽水の脱塩処理に、この膜を試験的に使用しています。また、この膜は、ガスや石油の生産中に抽出される水の浄化など、他の種類の浄水に対しても利用が検討されています。

SIM膜は、高温での安定性や高い強度を誇り、耐塩素性に関しても既存の逆浸透膜より優れています。さらに、機能を長期間にわたって持続させるうえで重要となる耐圧性も備えています。SIMは安価で入手できるうえに、選択層を非常に薄くでき、様々な大きさの中空系膜を作ることができます。将来的にはこの技術によって、様々な用途において優れた脱塩性能を経済的に提供できるようになります。

トポグラフィ破面解析

SRIのトポグラフィ破面解析(FRASTA)技術を用いて破面を解析することにより、構造物が破壊した経過とその原因を分析できます。多くの場合、破壊の開始から破断に至るまでの破壊現象を再現することが可能です。FRASTAで解析を行うことで、破面機構や微視的形態に関して、通常の破面解析では得られない情報を得ることができます。また、構造物の寿命の予測や、検査間隔の設定を定め、構造物を適時にメンテナンスするのにも活用することができます。

経年劣化する構造物の健全性を管理する部門では、この技術が特に有効となります。構造物の寿命を把握し、長持ちさせる新たな方法として、また、構造物の健全性を監視する新たな手段として、パイプライン用鋼、航空機、橋梁、発電所などの劣化に対してFRASTAを利用することができます。

二酸化炭素の回収・分離

SRIは、従来の発電所や次世代の発電所だけでなく、空気をはじめとする他の排出源からも二酸化炭素を回収する技術を開発しています。プロジェクト管理やプロセスモデリング、各種プロジェクト費用の見積もりのほか、二酸化炭素の回収における豊富なノウハウの提供など、多彩な方法でクライアントにサービスを提供しています。SRIは複数の分野を横断して技術を保有しており、材料工学、触媒化学、汚染物質の除去などにおいてもサポートを行います。最先端の解析技術によって、ガスや液体の流れの解析や物質特性の特定を行うこともできます。

SRIが開発した二酸化炭素の回収方法のうち、いくつかは実用化を予定しており、これによって大気中の二酸化炭素を削減できる見込みです。工場の規模と種類、燃料の量、法規制、予算、炭素市場の動向、ガス組成などの要素によって、最適な方法は場所ごとに異なります。

進行中のプロジェクトでは、先進的な二酸化炭素吸着剤を用いてスリップストリームから二酸化炭素を回収しているほか、混合塩を用いて石炭発電所から二酸化炭素を回収する技術を開発しています。