パロアルト研究所が SRIインターナショナルの傘下に

シリコンバレーの新たな章の始まり——歴史ある2つの研究開発機関が世界を変える科学技術の発展・加速に向けて頭脳を結集

数多くの最先端技術の進歩を支えてきた非営利の独立研究開発機関、SRIインターナショナル(以下SRI)は本日、ゼロックス社の子会社であり科学技術の先駆者であるパロアルト研究センター(Palo Alto Research Center、以下PARC)をゼロックスから譲り受けると発表しました。PARCとその資産のSRIへの寄贈 はかねてから計画されていたもので、これによってシリコンバレーを象徴する2機関が統合され、SRIは多様な技術・科学分野における能力をさらに構築、拡大、拡張できるようになります。

今回の寄贈について、 SRIのCEOであるDavid Parekh(デイビッド・パレク)は次のようにコメントしています。「世界の非常に重要なイノベーションの中には、SRIインターナショナルとPARCの先駆的な研究によって促進されたものもあります。SRIインターナショナルの豊かな歴史にPARCの実績と画期的なイノベーションのレガシーが組み合わさることで、新技術の飛躍的進歩、両機関の代名詞である多大なインパクトをもたらす技術への扉が開かれることになります。先見性のあるPARCがSRIファミリーの一員となり、イノベーション界の2つのアイコンが融合することを大変嬉しく思います」

ゼロックスの最高技術責任者でPARCの社長兼CEOのNaresh Shanker(ナレシュ・シャンカー)は、次のように述べています。「PARCには現代の才能豊かで独創的な科学者、エンジニアが集結し、技術・科学・イノベーションの交差点で最も影響力のあるソリューションの開発に従事しています。SRIインターナショナルの優秀な研究者と協働することで、世界の喫緊の課題解決に貢献する、産業界を超える技術革新がさらに推進できるようになります」

SRIの研究者は、80年近くにわたり画期的な製品・技術・産業の発見や設計を主導してきました。技術や科学の分野を超えて協力し、サービスとしての研究、スピンオフベンチャー、新製品ソリューション、技術ライセンスを通じて市場でのイノベーションを実現させています。ARPANET(アーパネット) 、Siri、遠隔ロボット技術、がん治療法などの開発・創造を通じて、SRIのイノベーションは私たちの生活すべてに影響を与え、世界で最も複雑かつ緊急な課題に対処するための技術を提供し続けています。

今回の寄贈により、SRIは所属する約1,000名の科学者・研究者に加え、新たに世界トップクラスの人材を獲得することになります。コンピュテーショナルデザイン 、コンピュータビジョン 、AIを活用したヒューマンマシン・コラボレーション など、SRIが長年にわたって得意としてきた技術分野でのSRIの研究能力が強化されるとともに、持続可能性や精密医療など、戦略的成長分野においても専門性が加わることになります。

シリコンバレーの名だたる2つの研究機関の統合によって、SRIのカリフォルニア州メンローパークの本社 、ニュージャージー州プリンストン、ミシガン州アナーバー、コロラド州ボルダー、ワシントンDC、バージニア州 シェナンドアバレーの各研究所にパロアルトのPARCが加わることになり、SRIのベイエリア拠点が拡充されます。

1970年にゼロックスの研究施設として設立され、2002年に子会社として独立 したPARCは、イーサネット、レーザープリンティング、グラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)、ユビキタス・コンピューティングなど、数多くの技術を開発してきました。SRIインターナショナルとPARCは今後もゼロックスと協力し、未来に向けた新興技術に特化した共同イノベーションセンターを設立する予定です。

SRIのParekh CEOはさらにこう述べています。「SRIとPARCは、何十年もの間シリコンバレーのイノベーション・エコシステムで中心的な役割を担ってきました。今回の統合で、シリコンバレーのリーダーである2つの機関は、それぞれのレガシーをもとに世界を変革する次の技術的ブレークスルーを共に実現していくことになるでしょう」

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