Kalekona Radiotheranosticsと提携し、膵臓がんおよび膠芽腫の診断・治療を目指す画期的な療法の提供へ

Graphic of cancer cell inside a target

SRIのFOX Threeペプチドプラットフォームにより、治療が難しい腫瘍を標的とした精密な放射性核種治療を実現


SRIは、画期的な放射性医薬品の開発に取り組むバイオテックスタートアップであるKalekona Radiotheranostics社と戦略的パートナーシップを締結し、膵管腺がんおよび膠芽腫に対するペプチド受容体放射性核種療法(PRRT: Peptide Receptor Radionuclide Therapy)の加速を目指しています。

「弊社のFOX Threeプラットフォームは、腫瘍に特異的な放射性核種の迅速な送達を可能にします」と、SRIのCEOであるDavid Parekh氏は述べています。「SRIの学際的なバイオテクノロジーの専門性と革新的な送達技術、さらにKalekonaとの連携により、重篤ながん患者の皆さまに新たな治療アプローチをこれまで以上に迅速に届けることができます。」

ラジオセラノスティクス(Radiotheranostics)は、核医学イメージングと放射性核種治療を組み合わせ、単一の高度に標的化されたプロセスでがんの診断と治療を行う手法です。PRRTは、いわば誘導ミサイルのように標的へ到達します。診断用ではPETで検出可能な同位体を用いて腫瘍を可視化し、治療用ではがん細胞を破壊する放射性同位体に切り替えます。

「SRIの数十年にわたる経験と実績あるFOX Threeプラットフォームにより、この重要な取り組みを迅速に進められると確信しています」―Ronald H.W. Lorijn氏(KalekonaのCEO)

SRIのFOX Three Molecular Guidance System(MGS)は、2種類の同位体間で切り替え可能なペプチドキャリアを生成し、検出から治療へのスムーズな移行を実現します。

「MGSペプチドは数分以内に腫瘍を特定し、高解像度の画像取得や治療薬の送達に十分な時間結合し続ける一方で、周囲の健康な組織に損傷を与えません」と、SRIバイオサイエンス部門のプレジデントであり、KalekonaのチーフサイエンスオフィサーでもあるKathlynn Brownは述べています。「このような送達技術により、診断の精度と標的治療の効果を高めながら、不要な放射線被ばくを最小限に抑えることができます。」

これまでPRRTは、適切な標的ペプチドが限られていたため、主に神経内分泌腫瘍に用途が限定されてきました。FOX Threeプラットフォームは、あらゆる種類のがんに対応したカスタムペプチドを生成できるため、有効な放射線治療法が乏しかった膵臓がんや脳腫瘍にもPRRTの適用を広げる可能性があります。

「Kalekonaの使命は、画期的な放射性医薬品を実際の治療へとつなげることです」とLorijn氏は述べています。「SRIの長年の経験と実績あるFOX Threeプラットフォームにより、この重要な取り組みを迅速に進められると確信しています。」


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