
SRIが運営するQuantum Economic Development Consortium(QED-C)が、制御・読み出しシステムに関する新たなアプローチを提示し、量子技術製造の加速に貢献
SRIが運営するQuantum Economic Development Consortium(QED-C®)は、量子技術市場を牽引する企業や研究機関などが参加する世界有数の団体です。このたび、量子エレクトロニクスの小型化と製造性の向上を目指した、米国国立標準技術研究所(NIST)の助成を受けた研究プログラムを完了しました。この取り組みは、2022年に連邦政府によるマッチング資金140万ドルを受けて開始され、QED-Cの加盟企業であるRigetti Computing、Amphenol RF、Maybell Quantum Industries、XMAの4社が参加しました。各社は、QED-Cの基盤技術ロードマップ(enabling technology roadmap)で特定された、量子技術の制御・読み出しエレクトロニクスのサプライチェーンにおける課題解決に取り組みました。
「制御・読み出し技術は、世界の量子サプライチェーンを支える基盤でありながら、見過ごされることもある重要な要素です。」— Celia Merzbacher
各社は、それぞれ異なる技術課題に取り組みました。Amphenol RFは、室温制御用電子機器の小型化、軽量化、信号損失を低減するとともに、拡張性を向上させました。Maybell Quantum Industriesは、コンポーネントをより密接に統合できるようケーブル構成を見直し、より高密度で高性能なパッケージを実現しました。Rigetti Computingは、量子ビットの性能を低下させる発熱問題をより正確に把握・診断するため、ナノスケールのオンチップ温度測定手法を開発しました。XMAは、インフラのサイズを抑えながらチャンネル容量を増やす新たなケーブル配線ソリューションを開発し、コスト、物理的な設置スペース、熱による影響の削減に取り組みました。これらの成果は、コンピューティング、ネットワーク、センシングの各分野における量子技術エコシステムの強化を目指すQED-Cの取り組みを支えるものです。
QED-Cのエグゼクティブディレクター、Celia Merzbacherは次のように述べています。
「制御・読み出し技術は、世界の量子サプライチェーンを支える基盤でありながら、見過ごされることもある重要な要素です。今回の技術的な進展は、量子システムをスケールアップさせ、真の実用性と経済的価値を実現することにつながります。」
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