SRI、World Economic Forumの「2025年版トップ10新興技術」レポートに貢献

WEF Top Ten Emerging Technologies of 2025 Cover
WEF Top 10 Emerging Technologies of 2025 cover

SRI CEOのDavid Parekhは、テクノロジーが未来にどのような影響を与えるかについて世界のトップリーダーとともに専門知見を提供


過去14年間、World Economic Forum(WEF:世界経済フォーラム)の「Top 10 Emerging Technologies(トップ10新興技術)」レポートは、未来を形作る画期的な技術を取り上げてきました。

SRIのCEO であり、WEFのTop 10 Emerging Technologies Steering Committee(トップ10新興技術運営委員会)のメンバーでもあるDavid Parekhは、2025年版レポートにおける重要な革新的技術のうち、「構造用バッテリー複合材(SBC: Structural Battery Composites)」と「協調型センシング(collaborative sensing)」の2つに関する分析を共同執筆しました。

このレポートによると、エネルギー貯蔵と構造支持を融合することで、構造用バッテリー複合材はEVや航空宇宙などの分野に大きな影響を与える可能性があると指摘しています。

「EVはすでに車両構造の一部としてバッテリーを利用していますが、構造用バッテリー複合材は、あらゆる形状とサイズのボディパネルに両方の機能を持たせることで、次のレベルに引き上げる」とレポートは述べています。さらに、エネルギー効率や燃費の向上に加え、製造コスト削減や材料の再利用・リサイクルの促進にもつながるとしています。

一方、協調センシングとは、センサーデータに対する新たなアプローチを指します。複数のセンサーからのデータを統合し、それをAIで処理し、ネットワークのエッジでの自律的な意思決定を可能にすることで、インフラコスト、交通渋滞、二酸化炭素排出といった課題に対処するための新たな能力が解放されようとしています。

2025年版レポートで取り上げられているその他の技術には、「グリーン窒素固定(Green nitrogen Fixation)」、「ナノザイム(Nanozymes)」、「生成的ウォーターマーキング(Generative Watermarking)」、「設計された生体治療薬(ELT: Engineered Living Therapeutics)」などがあります。

WEFのレポートは、こちらからダウンロードいただけます。

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